1934年にデザインされ今でも生産されているイッタラ屈指のロングセラー「Aino」シリーズ。時代ごとに細部の作りは変化しますが、1938年以降は大きなデザインの変更もなく、現代でもデザイナーAino Aaltoが手掛けたデザインを使うことができます。
このプレートはAinoシリーズ最初期のタイプで、イッタラ以前のKarhula製造のものです。裏面のリブはその後のタイプよりも段差が穏やかでなだらかに次のリブにつながるため、表からみるとリブとリブの間にガラスの色の濃淡が加わり、とても美しい縞模様を生み出しています。柔らかさを感じさせるガラスの質感と合わせて、現代の製品からは得られない工芸的な趣と温かさがあります。
製造年代が古いことから、非常に入手の難しいアイテムです。