スウェーデンの工業デザイナーSigvard Bernadotteがデザインしたペーパーバスケットです。当時、新素材として様々な分野での利用が期待されていたプラスチックの製品には Bernadotteも積極的に取り組んでいます。
このペーパーバスケットはスウェーデンの合成樹脂製品メーカーHammarplast社向けに1950年代にデザインされたもので、 Bernadotteのデザインセンスが如何なく発揮されています。
Sigvard Bernadotteは王室出身ということもあり、スウェーデンで最も有名なデザイナーと本国では言われています。彼のデザイン作品はスウェーデンで普通に使われ、人々の生活に溶け込んでいる製品が多く、現在でも生産され続けられているロングセラーも少なくありません。彼を国民的なデザイナーとしているのは彼の生い立ちだけでは決してないのです。
このペーパーバスケットは実用品であり、生産年代も古いことから現存する数も少なく、入手は非常に困難です。