スウェーデンのデザイナーHeltha BengtsonがデザインしたテーブルウェアシリーズBlaEldのティーポットです。オリエンタルの香りを漂わせる、ひときわ異彩をはなつローストランドの歴史に残る名作です。 生産が終了して久しいにもかかわらず高い人気があります。 赤・青・白・グレーと4色がありますが、やはり名前のとおり「青い炎」がいちばんの人気です。網目状の模様がエンボスで描かれ、そこから生まれる釉薬の濃淡が炎の揺らぎとなって、立体感のある炎を形作っています。　BlaEldはアイテムごとにデザインが様々で見るたびに楽しませてくれますが、このティーポットはクリーマーやシュガーボウルと共通のデザインがされていて高く掲げたハンドルと注ぎ口がシリーズのシンボルとして堂々とした貫録さえ感じさせます。網目模様が美しいふっくらと柔らかい曲線とハンドル部分に表現された厳しさという相反する要素が一体となっているところはまさに「青い炎」です。