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1970年代にSarpanevaが手がけたOPA社のステンレスウェアのシリーズは、 その後、20年以上続くロングセラーとなりました。 金属の中でも硬質な質感をもつステンレスを、これほど柔いイメージに仕上げた デザイナーの力量に感心させられます。 見た目の美しさに加えて、実用品として必要な部分はしっかりと考えられていて、 しっかりとしたハンドルの取り付けや底面に厚いアルミ板を張り付けてあるところなどは過剰品質と思えるほどです。 自然が形作る果実のように無理のない心地よいラインの鍋類はそれが金属であることを 忘れさせられるかのようです。
"SOUOMI" 母国の名を持つこのステンレスウェアのシリーズにフィンランド生まれのデザイナーはどんな思いを込めたのでしょうか。